脇見恐怖症の人が思わず視線を向けてしまう科学的な理由または原因:

脇見恐怖症の人は視覚に入った対象物に視線を向けてしまいます。しかしながら、これは一般の人でも起きており、専門には定位反応[1]と呼び、これは健康な人、誰しもに起きている反応(条件反射)です。

例えば、山の美しい風景を眺めているときに、自分の視野内を空を飛ぶムササビが横切った場合、誰しもムササビに目が行ってしまうものなのです。

このように、ヒトの視覚系等では「視覚に入ったも動的物体を自動的に追視する」定位反応が自然と起きます。

脇見恐怖症の人と一般の人の視線の動き方の明確な違いについて:

一般の人では、何か奇妙なモノ、変わったもの、或いは自分の視野に入った対象物(特にこの場では人)について、一見はしますが、「今この場でこの人のことを凝視したら気まずい」という意志の力が働くので、その衝動を抑制することができます。

したがって、知らない誰かを、その社会的文脈上で過度に凝視してしまうことはありません。

しかしながら、脇見恐怖症の人ではこの衝動を抑制する力が脳機能の特性上弱くなっているので、「その社会的文脈上で凝視するべきではない対象物」を見つめてしまう、視線を頻繁にやってしまう、というようなことが起きます。

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脇見恐怖症とワーキングメモリの重要な関係:

要するに、脇見恐怖のある人では「今、この時、この状況でこの人に目をやるのは気まずい」という衝動を自分の意志でコントロールできていないわけです。

脇見恐怖の原因。~衝動を抑える脳機能の機能低下~


具体的には、この現象はワーキングメモリー(作業記憶)という感情、衝動の抑制、物事の段取りや計画に関わる脳部位の機能低下がこのタイプの人ではほぼ確実に起きているため引き起こされます。

ワーキングメモリは認知の座「前頭葉」が司る脳の機能です。

詳しくは下記の記事を参照ください。↓

脇見恐怖症状とワーキングメモリの重要な関係

まとめ

一般の人でも視界に入ったものに思わず目は行きます。しかしながら、社会的文脈に合わせて、その衝動をコントロールできるので、誰か特定の人物を自分の視野に入ったからと言って、凝視したり、見つめるようなことはまずありません。

しかしながら、脇見恐怖症の人ではこの衝動を抑制する脳の機能が低下しているので、ついつい視線で追ってしまったり、凝視してしまったり、或いはその衝動を抑制するために追視することはないものの大変なストレスを感じている場合が多いです。

脇見恐怖の克服の方法は、当ブログ記事を参照されてください。

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脇見恐怖症を克服する方法【2020】

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参考文献:
[1]: https://www2.sed.tohoku.ac.jp/library/nenpo/contents/23/23-09.pdf

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ABOUTこの記事をかいた人

Masahiro Okiと申します。UCLA治験参加者。国際基督教大学(ICU)中退。 このブログを書いている者です。様々な心のトラブルの科学的な克服法を書いていきます。